気になるのが生命保険ですよね。国立がん研究センターがん対策情報センターの調査によれば、生涯のうちがんが原因で死亡する確率は男性が4人に1人、女性が6人に1人と言われています。悲しいことですが、がんが再発したときに備えて死亡保障もしっかりとつけておきたいと考える人も多いかもしれません。
特に男性の場合、遺される家族のためにできるだけ多くのお金を残しておきたいと考える人も多いでしょう。しかし、一般的にがんと告知された人でも加入できる生命保険自体の数は少なく、死亡保障の金額は数百万円など少額に設定されているものが少なくありません。死亡保険金の金額を大きくすればその分毎月の保険料も高額になってしまいます。
ただ、中には数千万円という高額な死亡保障をつけられる保険もあります。死亡保障をどれくらいつけるかについては、よく検討し、毎月の保険料と合わせてバランスの良いポイントを見つけましょう。
無選択型保険や引受緩和型保険の中には、再発したがんについても保障すると明記されているものもあれば、がんの再発は不担保事項として保障の対象外となるものもあります。がん以外の疾患にかかったときに保険金が下りればいいと考えている場合はそれでもいいかもしれませんが、がんの治療費のために保険に加入するのであれば不担保にされては目的を達成できません。
がんの再発にしっかり対応しているのか、チェックすることが大切です。
医療保険や生命保険の中には、掛け捨て型と貯蓄型の2つのタイプがあります。掛け捨ては保険料が安く済みますが、解約しても返戻金はありません。一方で貯蓄型は毎月の保険料は高くなりますが、満期を迎えたら返戻金が払込み額よりも多くなるといったものもあります。
どちらが良いかというのは、ライフスタイルや家計の状態によるでしょう。一概には言えないため、じっくりと検討しましょう。