かつては不治の病と言われていた「がん」ですが、医療の進歩によって治る病気になってきました。
健康診断の受診率アップ、がん検診の受診者の増加などにより早い段階でがんが発見でき、早期治療が行えるようになっているのも、がんが治る病気になってきたと言われる要因の一つでしょう。
治療が早期に行えるようになり、がんが治る病気として改められている反面、治療にかかる費用はどんどん高額になってきています。
今回は高額な治療費をカバーするために加入する「がん保険」について、一緒に確認していきましょう。
がんの治療は長い入院と治療に伴う副作用がありますが、今は昔ほど入院日数も長くなく、副作用も少なくなってきています。
なぜ入院日数が短くなっているのかというと、昔は副作用が強く自宅では治療ができませんでしたが、抗がん剤の進歩に伴い副作用が徐々に少なくなってきており、通院しながらでも治療を受けることができるようになってきたからです。
どのくらい短くなっているかというと、2000年以前は平均40日以上あった入院が、現在では平均20日程度にまで少なくなっています。
もちろん、がんの種類や年齢、進行具合などによって入院日数は異なりますが、通院しながらでも治療ができるようになっているのは事実です。
初期のがんの場合であれば、入院をせずに通院だけで治療が可能な場合もあります。
がん保険は、がんの治療をするために入院をした場合、がんで手術を受けた場合など、「がん」に関わる治療等にのみ使うことができる保険です。
がん保険には「一時金が給付されるタイプ」「一時金と入院を保障するタイプ」「治療費をカバーすることができるタイプ」の大きく分けて3つに分けられています。
どのタイプでも、がんにかかる費用をカバーすることができますが、やはりメリット・デメリットがそれぞれあります。
がん保険はがんの治療に役立たせることが大切ですから、自分にはどのタイプが合うのかなどを考えて加入するようにしましょう。
がん保険に限らず、保険に加入する時に重要視されるのが保障期間です。
保障期間には一生涯保障の終身タイプと、一定期間保障の定期タイプの2種類があります。
一般的な保険であれば終身保障をおすすめしますが、がん保険に限っていてば定期タイプをおすすめします。
「定期タイプだと保険料が上がるから・・・」と思う方もいると思いますが、がん治療に関しては10年前には当たり前だったことが、現在では全く異なる治療になっていることが往々にしてあります。
入院治療から通院治療になったのもその一つで、昔のがん保険では対応できない状況になっている場合もあります。
終身タイプに加入し、こまめに見直しをしているのであれば問題ありませんが、入りっぱなしになっている人は注意が必要です。
時代の流れによって治療が変化するように、治療の変化に合わせてがん保険も変化させていかなくてはなりません。
更新タイプの場合には、少なくても更新の時点で保障が治療にあっているかどうかを見極められます。
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